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1: 心のびた民 2014/10/22(水)21:31:56 ID:wpg2xLzTk

( ^ω^)「スーハー・・・スーハー・・・」

ブーンは森の中で気を練っていた
胸の位置に両手を合わせ呼吸運動に合わせて手を上下させていた
なんでもベストキッドを見てからクセになっているらしく
たまに気を飛ばして自分に近づくDQNを遠ざけることができるとかできないとか

( ^ω^)「スーハー・・・スーハー・・・」

(;^ω^)「お、なんだおあれ・・・サメかお・・?」

森の奥から現れたのは直径30~50mほどはあろうか
巨大なホオジロザメの形を模したトラクターに大量のサメのタヒ体が担がれ
タヒ体の山には青白く光る球が無数に群がっていた
5: 心のびた民 2014/10/22(水)21:44:46 ID:wpg2xLzTk

(;^ω^)「・・・お・・?通り過ぎていくお・・・なんだったんだおあれ・・・」

( ^ω^)「ま いいかお 続けるお」

( ^ω^)「スーハー・・・スーハー・・・」

(;^ω^)「お・・・今度はなんだお?」

巨大なトラクターが通ってきた道から華奢な体をした女性のような妖精のような人型のものが
二体三体とクラゲのように地を弾んでやってくる 
ツインテールで皆同じ顏をしていた

ξ゚⊿゚)ξ「おい、ここには誰もいないぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「いや、待て、微かだがアラストラル体の波動を感じる」


ブーンは動揺しながらも呼吸を続けた
今の行為を止める理由もなかった

(;^ω^)「・・・なんなんだおあいつら・・・どうして皆同じ顏なんだお・・・」
    「・・・いったい何の話だお・・・」

すると、妖精のようなツインテール達もブーンの存在に気付いた

ξ゚⊿゚)ξ「・・・・!」ξ゚⊿゚)ξ「奴だ!!」ξ゚⊿゚)ξ「追え!!!」





10: 心のびた民 2014/10/22(水)22:02:57 ID:wpg2xLzTk
(;^ω^)「む・・・なんだお・・・?なんかよくわからんけど何か光ってる・・・
     「それに何か感じるお・・・」


(;^ω^)「お・・・お・・おおおお!!!」


ツインテ妖精たちが手を引いて構えた
すると、ツインテ妖精たちの手から淡い緑色の光が浮かびあがり
その手を突き放すように宙をつくと光は発射され、ブーンを目がけて飛んでいく
まるで矢のように


ξ゚⊿゚)ξ「追え!絶対に逃がすな!!」ξ゚⊿゚)ξ「可能な限り消耗は抑えて補足に徹しろ!」
        ξ゚⊿゚)ξ「微かだが力はあるようだ、油断するな!」


ブーンは何が何やら状況の理解が追い付くはずもなく
鋭く光る、そして何かを感じるものが飛んできたことに対してとりあえず背を向けて逃げるという
ごくごく動物的自然的な反応を取っていた


(;^ω^)「おおおおお!?なんか腕に刺さってるお!?
     矢!??でも痛くないお!」

(;^ω^)「と・・・とりあえずにげるお!!!」


(;^ω^)「う・・うおおおおおお」


ξ゚⊿゚)ξ「当たったぞ!追え!」ξ゚⊿゚)ξ「お前は戻って補足の強化を行え」ξ゚⊿゚)ξ「了解」

12: 心のびた民 2014/10/22(水)22:22:00 ID:wpg2xLzTk

(;^ω^)「はぁ・・はぁ・・・とりあえず家に帰るお
     家の四駆なら追い付けないはずだお」


(;^ω^)「(それにしても、あいつらぴょんぴょん跳ねるし時々顔がボヤけてて気持ちわるかったお)」

(;^ω^)「(まるでこの世のものではないような・・)」


ブーンは森の傾斜をひたすら走り、森を抜けると、レジャー施設か何かなのか
巨大プールが谷のほうから姿をあらわし、水が張ったまま斜めに設置されていた


(;^ω^)「はぁ・・はぁ・・・今日は一体どうなってんだお
     わけわからんお・・・」


(;^ω^)「お、ついたお ドクオー!!」


('A`)「あ、ブーンさん どうしたんすかその汗wwダイエットですかww」

('A`)「車の整備ならたった今終わりましたよw」

(;^ω^)「ほんとうかお!?いますぐ乗るお!ドクオも乗れお!!」

('A`)「あ、ドライブですか?いいですねー」
    
(;^ω^)「・・・・・」

会話をする余裕もなく、どこへ向かえばいいのかもわからず
とりあえずブーンは車のエンジンをかけて車を走らせた



ブーンが森の傾斜を上がってとにかく

14: 心のびた民 2014/10/22(水)22:42:13 ID:wpg2xLzTk

('A`)「いやーいい天気ですねー」
   
('A`)「そういえば、ブーンさんこの前、気を練ってどうのとか言ってましたけど
    絶対気のせいですよアレw確かにDQNはいなくなりましたけどww」


(;^ω^)「・・・・ドクオ・・・」

('A`)「なんですか?」

(;^ω^)「後ろの荷台に乗ってるのなんだお・・・・」

('A`)「え・・・ブーンさんの私物じゃないんすか?」

(;^ω^)「しらねーお、まぁいいお 今日見た奇人変物に比べたらなんてことないお」

その時、荷台から声が「・・んぽっぽ」と聞こえた気がしたが、とりあえずブーンは車を走らせ町の市役所に向かった

数十分後....

( ^ω^)「ついたお」('A`)「え、ここ市役所じゃないっすかw」

('A`)「すいません・・・いくらブーンさんでも男はちょっと」

( ^ω^)「ちげーお!とりあえず中に入るお」

モゾモゾ...「・・・んぽっぽ」



19: 心のびた民 2014/10/22(水)22:53:19 ID:wpg2xLzTk

(;^ω^)「ッッ!・・・(なんなんだおいったい・・・)」

(;^ω^)「(さっさと逃げたいけど・・・やっぱ気になるお)」

モゾモゾ...「・・・んぽっぽ・・・シクシク」

ブーンはその荷台に置かれた毛布を見た瞬間、どうしても嫌な予感がした
どうみても毛布にくるまった人が縛りつけられている
なぜドクオが気付かなったのか、とにかくしばりつけのヒモをほどいて毛布をめくった

(;^ω^)「ドキッ・・・ おっ・・・・」

(*‘ω‘*)「ちん●っぽ!!!」

中にはカンフーでもやっていそうな中華系の服装をした少年がくるまっていた
まだ幼い、10歳前後だろうか

(;'A`)「なっ・・・ダレ・・・?」

(;^ω^)「・・・・・」

(*‘ω‘*)「ち●ぽっぽ!」

(;^ω^)「とりあえず・・・なかに入るかお・・・お前もくるかお?・・」

(*‘ω‘*)「ち●ぽっぽ・・・・」

(;'A`)「・・・・・」

21: 心のびた民 2014/10/22(水)23:21:32 ID:wpg2xLzTk

ξ゚⊿゚)ξ「いた・・・奴か・・・」

ξー⊿ー)ξ「・・・・・・(((発見した・・・発見した・・・)))」


ξ゚⊿゚)ξξ゚⊿゚)ξξ゚⊿゚)ξ「ッッッ」


数分後...


('A`)「いやーそれにしてもどうしたんすか一体
    なんか顔色悪いっすよ」

( ^ω^)「・・・・今朝、森で気を練ってたらなんかバカでかいサメの頭がついたトラクターが走ってたんだお
    青白く光ってて、それが過ぎたら今度は顏がボヤけててぴょんぴょん跳ねるツインテに追いかけられたお」

('A`)「・・・wwwまたそっち系っすかwww」

(*‘ω‘*)「・・・・・」


ブーンが話始めたその時、ブーンはまた何かを感じた
さっきの矢のような光が発せられた時と同じ感覚だ
窓の方向から発せられているような


ξ゚⊿゚)ξ「やっ!」ξ゚⊿゚)ξ「はぁっ!」ξ゚⊿゚)ξ「だぁっ!」

突如窓ガラスが割れる音とともに、さっきの淡く光る球が飛んできた

(;^ω^)(;'A`)(;*‘ω‘*)「うおおおおおおおお!!!!!」

(;'A`)「・・・・・・ッッッ!」

(;^ω^)「ドクオ!逃げるお!!」
    「ついでだからお前も逃げるお!!!!!」

(;*‘ω‘*)「ち●ぽっ・・・・っぽ!」

(;'A`)「ちょっ おいてかないでくだいさいよ!!!」

ブーンはとっさに少年を肩に担いで施設を抜け出そうとし、ドクオは続いた
また森の中だ しかし、奥へ進むほど木が減り見通しが良くなっていく
続けてツインテ達が光の矢を飛ばしてくる

22: 心のびた民 2014/10/22(水)23:22:07 ID:wpg2xLzTk
グサッ

('A`)「・・・・・あっ」

(;^ω^)「ドクオッー!」


ξ゚⊿゚)ξ「一体捕えたぞ!!」ξ゚⊿゚)ξ「残りを追え!」ξ゚⊿゚)ξ「はぁぁぁ」 ポーヒー

(;^ω^)「ちっくしょおおお」
    「おっ・・・おおおおお」

(;*‘ω‘*)「ちん●っぽおおおおおおおおおおおお」

二人は脚を踏み外し、谷底へ落ちたと思ったらそこは見慣れた街中の風景だった

(;^ω^)「おっ・・・いてえお・・・なんなんだおいったい・・・・」
(*‘ω‘*)「ちん●っぽ・・・・」


23: 心のびた民 2014/10/22(水)23:32:07 ID:wpg2xLzTk
森で「気を練る」と称し、深呼吸を行っていたら馬鹿でかいサメのトラクターが表れた
続いてピョンピョン地面を跳ねながら光る球を飛ばしてくるツインテ達に追われ
重力を無視したプールが表れ、逃げ回り谷底へ落ちたかと思えば見慣れた街中

もう意味が分からなかった

(;^ω^)「はぁ・・・なんかどうでもよくなってきたお・・・」

(*‘ω‘*)「・・・・・・・」
    「ブーンさん・・・お話があります」
(;^ω^)「おっ・・・お前話せたのかお」

(*‘ω‘*)「東京はなんだか物腰が落ち着いていて静かですが・・・
     大阪は賑やかでとにかくうるさい感じがします」

(*‘ω‘*)「そう、実は僕は範馬の血の系譜を継ぐものです・・・」

(;^ω^)「・・・・は?」

25: 心のびた民 2014/10/22(水)23:39:19 ID:wpg2xLzTk
ビ―――!!ビ―――!!

(ーωー)「ん・・・・むにゃむにゃ」

なんだか体がだるい 耳もとから音はするし、なんだかすごく残念だ

(ーωー)「ん・・・・」

( ^ω^)「なんだ・・・夢か・・・・」

( ^ω^)「はぁ・・・・今日は大学もないし暇だ・・・夢をssにでもするか・・・」

( ^ω^)「今日もつまんねーな」



( ^ω^)は退屈しているようです――――――――――――――――――――――――Fin―――――――――――――――――――――――――――――

26: 心のびた民 2014/10/23(木)00:14:34 ID:riyyq1jFV
はあ・・・

ssってかなり疲れるな
過去楽しませてくれたブーン系小説に感謝だ
ちなみに内容は俺の見た夢です
じゃあオヤスム

27: 心のびた民 2014/10/23(木)00:18:56 ID:0WnKLBDv7
実体験かよw乙

引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1413981116/